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ゆるく自給自足② -家庭菜園01-

無農薬・無肥料でも作物が育つ

今年になり農薬や肥料の高騰が問題になっています。今は市場にストックがあるので野菜などの価格にはあまり影響がなく維持出来ているようなのですが、秋からの作物からはそうはいかなくなり、食糧の高騰(すでに今年玉ねぎの価格高騰がありました)や食糧不足に繋がると言われています。

 

そこでお勧めしたいのが、畑をできるだけ耕さず、雑草を畑に敷きその中に集まる虫・微生物や菌の力を借りて栽培する、循環・持続可能な無農薬・無肥料の「自然栽培・自然農法」。

農薬はまったく使わず、肥料はまだ土が出来ていない状態の時に1度だけ(肥料を初めから全く使わない方もいます)。

農薬を撒かないので色んな種類の虫が集まりますが、野菜に害のある虫はその虫を食べる益虫によっていなくなり、土に虫・微生物や菌が定着すると土の中で循環が始まり肥料を与えなくても野菜が育つという夢のような農法です。

できれば、庭や畑で実践してほしいのですが、ベランダなどでプランター栽培でもできるそうです。

 

以前の私は買ってきたネギを水につけて増やす程度(笑)の知識のみで農業に全く縁がなく、スーパーで買うしか野菜は手に入れられないという思い込みがありました。

そのままだといざという時に自分では食べ物をなにも作り出せないと気づき、せめて家族が食べる分だけでも野菜の栽培スキルを高めたいと思っていたところ、ウクライナ・ロシア間での戦争とそれに伴った食糧危機を知って背中を押してもらいました。

家庭菜園やプランター栽培で少しでも循環・持続可能な自然栽培を知っていると、食糧価格高騰・食料不足・もしもの災害時などが起きても、家計の助けになると思います♪

 

 

家庭菜園で挑戦中です

いまは元田んぼの耕作放棄地から作られた貸し農園の一画を借りて、今年5月から週一で夫と一緒に通っています♪

自然栽培で育てるつもりだったのが、きちんと確認せず完全に私の勉強不足だったのですが、農園のやり方で教わると「無農薬・有機肥料栽培」でした。

なにか違うなと思いつつ1回目から耕うん機を使い、雑草もろともかなりの深さを耕す事に(泣)。クローバーやハコベがたくさん咲いていて良い圃場だったんです(大泣)。


ただ、私たちが使う前に契約していた方の畝がきれいにできていなかったので、いったんリセットし整備できたというので良しとしています。

耕うん機で耕した後は土むき出しで1週間放置だった(次の週では土が隠れるくらいの枯草をのせました)ので、雑草は刈って残しておきたかった・・・。

 

自然栽培を始める前に見てほしい、草むらから畑に整地する「畝たて」のお勧め動画です♪

 

 

種の取れる国産の「固定種」が理想

自然農の循環農法を実践したい場合は「種取り」も重要。

園芸店などで売られている種は大体が「F1種」というものです。F1種は植物が育ちやすく安定しているので初心者でも扱いやすい品種です。ただ、F1種で育てた野菜は1代限りになり、種の自家採取ができず毎年種を買わないといけなくなります。

また、その種のほとんどが「外国産」。万が一海外で輸出規制が行われると日本の農業は大打撃です。食糧の安定供給ができずとたんに価格高騰が予想されます。

 

そこで「固定種」という種。種の自家採取が可能なので、家庭菜園で種まで取る事が出来れば自分の畑で自己完結ができる循環農法が可能になります。新しく種を買わなくても済みます。ただ、収量時期や品質が安定しずらいので大量生産には不向きといわれています。

 

7・8月は「人参」「キャベツ」「小松菜などの葉物」「レタス」などの種まき時期です。

 

ゆるり

私はコツコツと固定種の種を買い集めて冷蔵庫で保存していますよ~

 

 

 

まずはF1種の苗で実験

初めての家庭菜園なので最初はF1種の苗から育ててみることに。市販の苗は農薬が使われている可能性大なのであまりおすすめはしないのですが、とりあえずは「栽培期間中・無農薬」を目指してホームセンターで売っている苗を購入。

 

まず5月中旬に植えたのが「さつまいも」。戦時中や戦後の食糧危機を乗り越えるのに食べていたといわれているイメージだけで植えました。

米の代わりになる炭水化物のジャガイモも植えたかったのですが、時期が遅かったようで断念。さつまいもを植えた次の週は、トマト・きゅうり・ナス(賀茂ナス)・ピーマン・いんげん・オクラと夏野菜の定植。

 

6/5の畑。

苗を植えてからさつまいも2週間、夏野菜1週間。草マルチが足りず土がむき出しの部分があります(泣)

 

7月初めに思っていたより早く夏野菜の一部の収穫ができました!!経過は別の記事で掲載します。

家庭菜園の様子はまた随時報告していきます♪